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コラム

2022.10.24 | EQUAL スタッフ

住吉神社 下関

下関にある住吉神社



EQUAALスタッフ 谷です
実家に用事があり、下関に行ってきました。
博多駅近くにある住吉神社と同じ名称の住吉神社が下関あるなと思い調べてみると「大阪にある住吉大社」「博多にある住吉神社」「下関の住吉神社」この3つが「日本3大住吉」と記載ありました。
全く知らなかったので、散策かねて行ってきました。

写真の波のように見える「千鳥波風」が非常に印象的なのですが、この社殿1370年に建築!(歴史で習う室町時代です)

歴史ある建造物なのですが、屋根の柔らかな曲線美が非常に印象的でした。
この曲線、先日行った太宰府天満宮の屋根を思い出しますが、今の建築技術でこの計上できるのかな?とも思いました。

私自身、神社仏閣の建築に携わったことないので何とも言えないですが、印象的な「千鳥波風」のある神社さん、なかなかお見かけした事ないんですよね。
そうなると失われた記述になるのかなと思うと寂しさを感じますが、実際どう創るのか不思議ですね。
太宰府天満宮の宮司さんにお尋ねしたときは「檜」を曲げられるように薄く引き、それを重ねて作るとおっしゃっていました。その技術と同じとしても今の建築ではなかなかお目にかけないんですよね。


石垣



失われた技術といえば、お城の石垣も同じでしょうね。城の石垣を見ると石をカットして積み上げたのか?接合部分はどうしているのか?さっぱりわかりません。さらに、城の石垣は曲線を備えているので、さらにどう積み上げるのかさっぱりわからないです。
実はこの石垣、身近なエリアにもありますよね。
北九州市門司駅周辺や下関の長府など、古くから町として形成されているエリアで、山の麓から中腹にかけてのエリアに、このような石垣ありますよね。
城の石垣に比べると美しさは感じないのですが、各々の石の凹凸をデザインと考えると非常に面白いんですよね。
ただ、最近の天候(大型の台風や線状降水帯)を考慮すると、この石垣がいつまで保てるか不明なんですよね。
なので、写真のような石垣ある土地を購入する場合は、構造計算された擁壁に再施工が必要になっております。
この石垣の技術が失われず、保存期間が計算できれば再施工の必要なかったかもしれないですけどね。


神社の屋根(檜薄皮)や石垣、今作るとなるとコストが非常に大きい印象です。
EQUALの家は、今の技術で「この家」すごいなと思って頂ける様精進しますね。

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