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コラム

2021.11.20 | EQUAL スタッフ

【土地探しシリーズ第四弾!】土地に関する知識をつけよう②

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建蔽率と容積率とは?


土地の大きさなどにより、建てられる家の大きさがきまってきます。

大きさの上限にかかわるのが「建蔽(ぺい)率」と「容積率」です。


建蔽率とは?


建蔽率とは、その土地に建築できる面積の上限をパーセントで表した数値です。

たとえば、広さが100㎡(約30坪)の土地があり、その建ぺい率は60%と記されている場合は
「100㎡×60%=60㎡」と計算し、60㎡(約18坪)までの建物を建築することが可能です。


また、広さが150㎡の土地があり、その建ぺい率は50%と記されている場合は 
「150㎡×50%=75㎡」と計算し、75㎡までの建物を建築できます。

  
建蔽率は土地の広さの何%を建物が覆っているかであり、床面積ではないことにご注意ください。

 
ではなぜ建蔽率が定められているのでしょうか。

国土が狭い日本では少しでもたくさんの人が住めるように建物の距離が近く密集している状況でした。

そんな中で起きた関東大震災や阪神淡路大震災などの災害時、地震だけでなく火災の被害も甚大なものでした。

建物が密集していると隣家に飛び火したり、崩れた建物のせいで逃げ道が塞がれてしまうこともあるでしょう。

そういうわけで、建物同士十分な距離をとって安全を確保するために建蔽率は定められています。

 


容積率とは?


容積率とは、その土地に建築できる建物の総床面積(延床面積)の上限をパーセントで表した数値です。

たとえば、広さが100㎡(約30坪)の土地があり、その容積率は200%と記されている場合は

「100㎡×200%=200㎡」と計算し、200㎡(延べ床面積 約60坪)までの建物を建築することが可能です。

また、広さが150㎡の土地があり、その建ぺい率は80%と記されている場合は 

「150㎡×80%=120㎡」と計算し、120㎡( 延べ床面積  約36坪)までの建物を建築できます。

  
容積率には、人口をコントロールすることで、快適な住環境を形成するという目的があります。

容積率がなければ、3階建や5階建など、好きなだけ大きな建物を建てることができ、
建物が大きくなると、そこにたくさんの人が住めるということにつながります。

ただ、人口が増えすぎてしまうとインフラ(電力や下水処理等)の許容量が追い付かず、
逆に住みにくい街になってしまう可能性もあります。

 
容積率によって人口をコントロールすることで、快適な街づくりが行われているのですね。


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