Column

コラム

2022.03.10 | EQUAL スタッフ

門司麦酒煉瓦館

煉瓦館と赤煉瓦館



門司麦酒煉瓦館と門司赤煉瓦プレイス
保存されているのは知っていましたが、じっくり見たのは初めてでした。
調べると竣工は1913年!109年前の建物‼
当初は帝国麦酒株式会社として建築されたそうです。そう考えると旧帝国ホテル(Design:フランクロイドライト)建築時代の「煉瓦と石」で構成されるディテールを感じさせる外観です。


煉瓦館正面



煉瓦と石のディテールで落ち着きがある事と窓位置・高さが均等で正面玄関から対称なシンメトリーになっている点もデザインですね。


煉瓦館入り口



欲を言えば、もう少し凹凸あると彫りが深く陰影も出るのになと思いましたが、写真の玄関扉奥に建物内に入るもう1つのガラス扉ありました。
関門海峡近くに立地しているので、雨風が強いときに傘の準備を行うアルコーブにガラス玄関設置していたんですね。このガラス玄関なければ、陰影が非常に深い外観になりますね。


古き良き建物を見るのは飽きが来ないですね。
煉瓦館を見てデザイン上、窓位置重要だなとつくづく思いました。
同じ階(水平方向)の窓高さを合わせる事と、上下階(垂直方向)の窓位置を合わせる事。
デザイン上の基本中の基本ですが、住宅の場合、その部屋に欲しい窓のサイズ・設置希望高さによって、水平ラインや垂直ラインがずれている住宅を見かける事もございます。
小さなことですが、基本中の基本をしっかりやらねばと初心に戻れる建物でした!

今回のまとめ 今回のまとめ

SNSでもお役立ち情報や最新情報を
更新しています。