【断熱に最重要のサッシ】トリプルガラスの空気層やLow-Eによる価格や性能の違いをご紹介
- 公開日
- 2026.01.05
- 更新日
- 2026.01.05

快適な室内環境を実現するために欠かせないのが断熱です。そして、家全体の断熱計画において最重要な役割を果たしているのが「サッシ(窓)」です。サッシのガラスは枚数で違いが生まれますが、今回は「トリプルガラス」に焦点を当てていきます。
本記事では、断熱に最重要のサッシの中で、ガラスが三重になっているトリプルガラスの空気層やLow-Eによる価格や性能の違いを詳しくご紹介しておりますので、家づくりの参考にしていただければ幸いです。
サッシの重要性

上の図は、家全体で発生する熱の移動の箇所と割合を示したものです。
夏の場合、床・外壁・屋根・換気から侵入する熱の割合は27%に対し、窓(開口部)から侵入する熱の割合は73%もあります。冬の場合、床・外壁・屋根・換気から逃げる熱の割合は42%に対し、窓(開口部)から逃げる熱の割合は58%もあります。
以上のことから、サッシは家全体の断熱計画に大きな影響を及ぼすことが分かります。また、サッシの断熱性能が高いほど冬場に結露が発生するリスクを抑えることができるため、サッシ周辺の木材の腐食やカビの発生を防ぐことにもつながります。
トリプルガラスとは?

サッシはフレームとガラスで構成されていますが、トリプルガラスはガラスが三重になっているサッシのことを言います。ガラスとガラスの間にふたつの空気層を作れるため、2枚のガラスで構成されたペアガラスと比較すると断熱性能は高いです。
一般的に、住宅の断熱性能が「G2グレード」や「G3グレード」の場合、トリプルガラスのサッシが採用されるケースが多く見られます。
Low-Eとは?
Low-Eとは、ガラスの表面に特殊な金属膜(Low-E膜)を施すことにより、断熱性や遮熱性を高めたガラスのことを言います。
トリプルガラスの価格比較

ガラスの枚数による価格比較は以下の表をご覧ください。
| 枚数 | 価格 |
|---|---|
| 3枚(トリプルガラス) | 高い |
| 2枚(ペアガラス) | 中間 |
| 1枚(単板ガラス) | 安い |
トリプルガラスは、単板ガラスやペアガラスと比較して最も高い価格となります。ただし、フレームの素材や空気層などの構成で価格は異なります。
トリプルガラスの断熱比較

ペアガラスの空気層による断熱比較は以下の表をご覧ください。
| 素材 | 断熱 |
|---|---|
| 真空 | 高い |
| クリプトンガス | ↑ |
| アルゴンガス | ↓ |
| 空気 | 低い |
トリプルガラスは、空気層にどの素材を注入するのか、空気層の幅は何ミリメートルにするのか、ガラス面にLow-Eをコーティングするのかで断熱性能は異なります。
トリプルガラスのメリット

トリプルガラスの代表的なメリットとして以下の点が挙げられます。
●圧倒的な断熱性能
●防音・遮音になる
●結露をほとんど防ぐ
それぞれ順番に解説します。
圧倒的な断熱性能
トリプルガラスは、ペアガラスと比較すると空気層が増えるため、断熱性能の向上につながり家中を均一な温度に保ちやすくなります。
防音・遮音になる
トリプルガラスは、ガラスと空気層がペアガラスよりひとつずつ多いため、外の騒音を大幅にカットして静かな室内環境を実現します。
結露をほとんど防ぐ
トリプルガラスは、ガラスが3層構造になっていることで室内側のガラスの温度が下がりにくいため、結露の発生を強力に抑制します。
トリプルガラスのデメリット

トリプルガラスの代表的なデメリットとして以下の点が挙げられます。
●導入しづらい価格
●開閉する時に重い
●日射取得率が低い
それぞれ順番に解説します。
導入しづらい価格
トリプルガラスは、ペアガラスと比較するとコストが1.5倍~2倍になるため、初期費用を抑えたい場合に不向きな構成と言えます。
開閉する時に重い
トリプルガラスは、サッシ自体の幅がペアガラスの倍程度になってしまうため、サッシの重量が重く開閉する際に重みを感じるでしょう。
日射取得率が低い
トリプルガラスは、ガラスが3層構造になっていることで日射を取得しづらく、冬場に太陽の光や熱を利用した暖房効果は期待できません。
まとめ

本記事では、断熱に最重要のサッシの中で、ガラスが三重になっているトリプルガラスの空気層やLow-Eによる価格や性能の違いを詳しくご紹介しました。
トリプルガラスは、G2グレードやG3グレードの断熱性能の住宅で使用されることが多く、初期費用も応じて高くなります。そのため、メリットとデメリットをきちんと理解した上で採用するかどうかの判断をすると良いでしょう。
EQUALでは、アルミ樹脂複合サッシのトリプルガラス(LIXILのTW)を標準にしており、熱貫流率「1.04」と断熱性能は非常に高いです。快適な室内環境や結露防止で長持ちする家づくりに興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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